「自分は誰かから
“惹かれる存在”になれるんだろうか」
婚活中にふと、そんな風に感じることはありませんか?
「特別な美しさがあるわけでもないし…」
「なにか強いアピールができるタイプじゃないし…」
でも実は、人が誰かに惹かれるとき、
そこには“特別な能力”や“完璧な魅力”が必要なわけではありません。
前回の記事では、人が「なぜか惹かれる」と感じる背景には、
“投影”という心のはたらきがあることをお伝えしました。
今回はその続きを、一歩踏み込んで考えてみましょう。
今回考えたいのは、
誰かから「なぜか惹かれる」と感じてもらいやすい人になるには、どうしたらいいの?
ということ。
その答えへのヒントは、
「今のあなたが持っている魅力の数」よりも、
“なりたい自分”に向かおうとする"あなたの姿勢"の中にあるのかもしれません。
“投影”とは、心理学で使われる言葉で、自分の内面にある感情や欲求を、他者に映し出して感じ取ることを意味します。
たとえば...
そんな感情が芽生えるとき、
私たちは無意識のうちに
「自分が見たいと思っていた要素」や「満たされていない欲求」を
相手の中に見出していることがあるのです。
つまり、誰が「惹かれやすい人」には、”他者の欲求が投影されやすい”という特徴があると言えます。
「そんなこと言っても、やっぱりモテる人っているよね」
そんな声もあるでしょう。
たしかに、
例えば"美しさ"や"強さ"といった象徴を有する人は、
多くの人が持つ“根源的な欲求”を投影されやすい存在です。
でも、きっとあなたが求めているのは、
「たくさんの人に好かれること」ではなく、
あなたの価値観に共鳴する人との唯一の関係ですよね。
だからこそ大切なのは、
「自分が引き寄せやすい欲求を持った人に出会うための土台」
を育てること。 これが「惹かれやすい人」になるための第一歩です。
ここからは、相手に“投影されやすくなる”ための具体的な条件をお伝えします。
お相手が、自分の想像を反映できるきっかけとして、ちょうど良い自己開示が大切です。
たとえば...
・がんばっている姿、何かに夢中な自分を見せる
・完璧じゃない部分も、ちょっと笑って楽しく話す
こうした姿に、相手は自分の想いを重ね合わせやすくなります。
こういった"ちょうど良いさじ加減の自己開示を、“隙”をつくると表現をする人もいますが、それって難しいですよね。
代わりに持って欲しいイメージは、あなたの“人間味”をところどころに垣間見せること、です。
相手の未熟さや弱さを受け止める空気感は、
「自分でも受け入れてもらえるかも」と感じさせ、投影の余地を広げます。
あなた自身が周りの人の感情を大切に丁寧に見つめてきた人だとしたら、その姿勢自体が魅力になり得ます。
自分の価値観を大事にして行動している人は、自然と輝いて見えます。
セルフケアや外見の整え方も含めて、「自分を尊重している」姿勢が、
他者にとっても安心と魅力の土台になります。
土台を整えたうえで、次のアクションに進むと、より実践的です。
以下の観点で、「人からよく言われる」ことを振り返ってみましょう。
これらは、「あなたにどんな投影が起こりやすいか」のヒントになります。
言語化してプロフィール文などに活かすのもおすすめです。
「自分が誰かに惹かれる理由」は、自分が求めている方向性のヒントでもあります。
過去の自分の経験を振り返って、「近づきたい自分のイメージ」をことばにしてみましょう。
それに近づこうとする姿勢が、あなた自身を“投影されやすい存在”に育てていきます。
人は、誰かに理想を投影できたときに惹かれます。
そしてその象徴は、
「今の自分」よりも「目指している自分」に宿りやすいのです。
だからこそ、
「誰かに好かれるために、自分を変える」のではなく、
「自分が本当に大切にしたい魅力に近づいていく」ことこそが、
結果として、
誰かの心に届く自分になる道だと私は考えています。
今の自分に「惹かれやすさ」の種があることを知り、
未来の自分に「惹かれるエネルギー」を育てていく。
その両方を大切にしながら、
あなたらしい歩みで、
自分の魅力を磨いていきましょう。
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