「なんとなく目で追ってしまう人がいる」
「初対面なのに、なぜか気になる…」
相手のことをまだよく知らないはずなのに、
その人のことを考えると、
心がふわっと浮かぶような感覚になる。
そんな気持ちを抱いたことはありませんか?
偶然のように思えるこの“惹かれる感覚”には、
”投影”という私たちの心の仕組みが深く関わっていることが多いものなんです。
今回の記事では、「なぜ人は誰かに惹かれるのか?」という素朴な問いを、
“投影”をキーワードに、紐解いていきます。
心理学でいう「投影」とは、
自分の中にある感情や価値観、願望などを、
他人に映し出して見る心の働き
です。
たとえば...
こうした感情の背景には、
「自分の中にあるけれど、まだ自覚できていない何か」が、
お相手という“スクリーン”に映し出されていることがあります。
まるで鏡のように、相手を通して自分を見ている。
それが“投影”の基本的な仕組みです。
婚活の初期には、まだ会話も深まっていないのに、
なぜか惹かれてしまう人に出会うことがあります。
たとえば…、ちょっとした会話の中で、以下のような感情が芽生えているとき、
実はそれらが、あなた自身が「大切にしたい」と思っている価値観と繋がっていることも少なくありません。
この"投影"という現象は、
人が誰かに惹かれるときの“火種”のようなもの。
ゼロから「好き」という感情を持つことは、
実はとても難しいものです。
でも、
自分の中の何かが照らされたと感じた瞬間、
心は動き出します。
この心の動きは、至極自然なこと。
だからこそ、大切なのは
その感情を育てようとする姿勢を持てるかどうか。
最初の「惹かれる感覚」は、
必ずしも“相手そのもの”を見て
抱いたものではないかもしれません。
でも、それをきっかけに少しずつ相手を知っていく。
そのプロセスを重ねることで、
幻想だった“光”が、現実の関係へと変わっていくのです。
"自分がどんな人に惹かれるのか"
その傾向には、
無意識レベルで自分が大切にしているものや、
心が押し留めているけれど、本当は求めている価値
が表れていることがあります。
そういった潜在的な階層で、
あなたが作り出している「心の奥の風景」が、
誰かを通して投影され、あなたの目の前に現れた時に、
私たちは「なぜか気になる」と感じます。
つまり、“惹かれる感情”は、自己理解の入り口でもある。
その感情を丁寧に見つめることができれば、
婚活の中でも、より自分らしいパートナー選びにつながっていくはずです。
「この人、なんか気になる」
「目が合ったとき、心がふわっと動いた気がする」
そんな気持ちが芽生えたとき。
ただ恋に浮かれるのでも、ただ疑って立ち止まるのでもなく、
「どうして私は、この人に惹かれたんだろう?」と、
そっと自分に問いかけてみてください。
その問いに向き合うことが、
あなたが大切にしたい価値観や、未来のパートナー像へのヒントになるかもしれません。
そしてその“なぜか惹かれた瞬間”をきっかけに、
相手を知ろうとする行動が生まれ、
時間をかけて関係を育てていくことができたなら....
たとえスタートが「投影」という心の映像だったとしても、
それが本物のつながりに育っていく可能性は、十分にあるのです。
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