「婚活では“選ばれる自分”を演じなきゃダメ?」
— 本当の自分を活かす方法


婚活をしていると、
 

「選ばれる自分にならなければいけないの?」

「自分らしくいたらダメなの?」


と悩むことがあるかもしれません。

 

婚活漫画やネットの情報では、「婚活市場では相手に合わせた自分を作らなければならない」といった意見を目にすることもあり、悩みを深めている方も少なくないように思います。

 

実際のところ、婚活において「自分らしさ」はどのように扱うべきなのでしょうか? 


自分らしさを全面に出していくべき?

それとも相手に合わせて演じるべき?

 

結論から言えば、
両者の「バランス」が重要になります。


特に、非常に多くの男女が登録している結婚相談所や婚活アプリでの婚活は、その中で選ばれる必要があります。
それはつまり、「市場」の側面を持っているということなのですが、それは「自分を偽らなければならない」という意味ではありません。

お相手に選ばれることを前提にしつつも、
結婚後を見据えた「譲れない部分」を大切にして、両者のバランスを調整することが必要です。

言い換えれば「自分らしさ」を大切にしながらも、最低限の土台を整え、自分の魅力を相手に伝わりやすい形で表現することで、自分らしく、かつ選ばれる自分に近づけるということなのです。

1. 婚活は選び選ばれる「市場」だが....

前述した通り、結婚相談所やアプリを利用した婚活は「市場」としての側面があり、お相手に「選ばれる」ことを意識するのは当然です。

しかし、「婚活のために、自分を完全に変えなければならない」と考える必要はありません。


代わりに大切したいことは、

「土台」+「相手に合わせる部分」 +「自分らしさ」

のバランスです。

 

バランスをとることは、
「自分らしさを押し殺して、選ばれる自分を演じること」とは違います。


「土台」と、「お相手に合わせる部分」を意識してしっかりと固めることにより、「自分らしさ」がお相手により響きやすくなるからです。プラスの側面はより魅力的に捉えられ、マイナスだと自分が感じている部分もお相手がマイルドに受け入れやすくなるという効果もあります。

 

「土台づくり」は、市場のニーズに完全に合わせること、とも異なります。


例えば、もし自分をある市場での「商品」として考えたとき、市場のニーズにある程度応じることは必要です。しかし、過度に迎合するとどうなるでしょうか。他の同じく市場ニーズを最優先した婚活者と並んだときに、どこを切っても全く同じ「金太郎飴」のように、個性がない状態になってしまうのです。

 

では、どこまで「自分らしさ」を出し、どこまで「市場に合わせる」べきなのでしょうか?

2. 「自分らしさ」を活かすために必要な土台

「自分らしさ」を表現するためには、まず基礎となる「土台」が整っていることが大前提です。
ここでは、基本的な土台3つについてご紹介します。

① 外見の土台

婚活において「第一印象」は非常に重要です。
どれだけ内面が素晴らしくても、初対面での印象が悪ければ相手に伝わりません。また、結婚相談所やアプリの場合は、プロフィール写真で選ばれなければ「自分らしさ」を伝える機会さえも訪れないことになります。

第1の土台で最低限整えておくべきポイントは、一つです。

  • 清潔感(髪型・服装・肌の手入れ等)

「ありのままの自分」を大切にするのは素敵なことですが、清潔感や最低限の身だしなみを整えることは「相手への配慮」でもあります。

② マナーの土台

お見合いや初対面の場では、「一瞬の印象」で相手の判断が決まることもあります。

これは、学生の制服の話にも似ています。制服を着ている学生の「通学中の一瞬の振る舞いだけで、その学校全体の印象が決まることがある」ように、お見合いの場でも「短い時間での振る舞い」があなたの全てを物語っていると受け取られる可能性もあるのです。

お見合いやデートの場では、

  • 挨拶や時間厳守
  • 食事のマナー
  • 相手を気遣う言葉遣い

といった基本的なマナーを必ず押さえておきましょう。

③ コミュニケーションの土台

お見合いやデートでは、「自分をどう見せるか」以前に、相手に気持ちよく時間を過してもらうための配慮が重要です。

実際、お見合いのフィードバックで「話が盛り上がらなかった」「会話が続かなかった」といった声をよく聞きます。これは、お相手が話し下手だから...というだけではなく、事前準備や工夫が足りていないケースも多いのです。

「会話のキャッチボールが自然にできること」、これはお相手に楽しい時間を過ごしてもらうための重要な土台の一つです。初対面の方との会話が苦手な方は、この部分にはしっかり力を入れましょう。

なぜなら、婚活における会話は、ある程度「練習」で攻略できるから。仲人と模擬お見合いをしたり、話しやすい話題を事前に整理しておくことで、スムーズなコミュニケーションが可能になります。

3. 「市場への適合」と「自分らしさ」のバランス

これまで見てきたように、婚活では、「相手に合わせすぎる」と個性がなくなるし、「自分らしさを貫きすぎる」と相手が受け入れにくくなる というジレンマがあります。ではどのようなバランスが最も良いのでしょうか。

これに関しては、個人によって最適な配合が異なるため、完全な正解はありません。

結婚相談所であれば仲人と一緒に活動準備の中で配分を調整して活動に臨み、活動状況に合わせて調整を重ねるのがいいでしょう。相談所等には入会せず、ご自身で活動を進めている方は以下の考え方を参考にしながら、ちょうど良いバランスについて一度考えてみるのをお勧めします。

① 市場に合わせるべき部分

市場に合わせるべき部分は、
先にあげた「最低限の土台(清潔感・マナー・コミュニケーション)」です。

これらの土台が整っていないと、どんなに素晴らしい自分らしさも伝わりづらくなります。逆に、土台があるからこそ、自分らしさが輝きます。(図1・図2)

例えば、お見合い以降のLINEやデートの会話でも、土台があると信頼感が増し、お相手はあなたにより興味を持って耳を傾けやすくなるものです。耳を傾け、興味が連鎖するようになると、それが最終的にあなたの魅力を自然と大きくしていきます。

図1 <土台+お相手に合わせる部分+自分らしさ>のバランスが取れている状態。「あなたらしさ」が、しっかりと受け取められ、頂点で輝いています

図2 土台が足りず、バランスが取れていない状態。
積み重ねることが難しく、「あなたらしさ」だけでなくお相手へのアピールもうまく機能しない可能性があります。

② 自分らしさを活かす方法

前述の通り、土台があるからこそ、自分らしさが輝きます。
ですが、土台を固めるだけでは、「自分らしさ」を活かすことはできません。

まず、「自分らしさ」を言語化します。「なんとなくこんな感じ」では不十分で、過去の経験や現在の他者との関わりなどを見つめ直して、詳細に言葉にできている必要があります。

「自分らしさ」を言葉にできたら、次にお相手をよく観察します。お相手の「お相手らしさ」のかけらを集めるためです。「自分らしさ」や「お相手らしさ」の一つを構成するのは、「自分が大切にしている見方・考え方」となるわけですが、かけらを集める中で、お相手が大切にしているだろう感覚に対する仮説を持ちましょう。

検討した仮説をもとにして、お相手との会話の中で、自分の趣味や価値観、ライフスタイルを伝える際に、相手にとって魅力的に映る形で表現します。こうすることで、自分らしさをより活かすことができるのです。

③ 狙うターゲットに合わせて微調整

先に確認した土台は、「最低限」のものです。

ターゲットに合わせて、重点をおくポイントを調整します。例えば、服装や髪型をお相手の好みに合わせたスタイルに寄せていったり、コミュニケーションの取り方やアプローチ方法を工夫することもできるでしょう。

微調整は、狙うターゲットあってこそのものです。

非常に多くの男女が集まる婚活市場で、「全員にモテる」ことは不可能です。
より効果的にアピールを積み重ねるために、ターゲットは必ず定めておきましょう。

 

このように、土台をしっかりさせ、自分らしさを定義したら、どんな相手に響かせたいのかを明確にし、それに合ったアピールポイントを調整することで、あなたにとって最適なバランスが出来上がります。

あなたに合った「自分らしさ」の出し方を見つけよう

いかがでしたでしょうか。
婚活では、市場に合わせることと自分らしさのバランスが鍵 です。

まずは最低限の土台を整えた上で、 「どんな自分らしさを発信していくか」 を考えていきましょう。
自分の価値観や大切にしたいことを明確にし、それを「相手に伝わりやすい形」に整理する。
こうすることで、無理なく自然に婚活を進めることができるのです。

katachiでは、あなたの「自分らしさ」を活かしながら、最適な婚活の進め方を一緒に考えていきます。
あなたらしさを大切にする婚活を、一緒に進めていきましょう

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