「質問しても一問一答になってしまって、
うまく会話が続かない…」
お見合い後、そんな風に落ち込む方は少なくありません。
でも、それはあなたの力が足りないからではなく、
ちょっとした“コツ”を知らなかっただけかもしれません。
本記事では、
初対面の会話で使える「深掘りのコツ」と、
誰でもできる「聞く姿勢」の整え方をご紹介します。
「質問→回答」で終わってしまいがちな時ってどんな時でしょうか。
仲のいい友達や家族といった気心の知れた仲だったら、
そんな風にはならないもの。
初対面の人や、仲良くなりたい人との会話で
起きることが多いですよね。
そんな時、みんな「緊張」しています。
「ちゃんと聞かなきゃ」
「何を話したら嫌われない?」
...と、頭がいっぱいになって、
準備してきた質問を1つずつこなすだけで精一杯ということもあるかもしれません。
でも実は、この状態の裏側で起きている「負のサイクル」に気づくことがすごく重要です。
それは、緊張 → 焦り・不安 → 「次、何を聞こう…」で頭がいっぱい→緊張に戻る というサイクル。
この負のサイクルの元では、相手の話に集中できていない状態 に陥ってしまっています。
この状態に陥っていると、相手が「話の種」を投げてくれているのに、それを逃してしまっている...、なんてこともしばしば起こってしまうのです。
「聞いているつもりでも、実は聞けていない」
これって、実はよくあることです。
例えば、お相手の話を聞きながら頭の中はこんな状態かもしれません。
・次に自分が話すことを考えている
・話の内容より、印象ばかりを気にしている
・自分にとって理解しやすい話題だけに意識が向いている
こういう時、会話はバトンのないリレーになってしまいます。
自分が次に走ることばかり考えていると、バトンが目に入ってこないのです。
まずは、「目の前のお相手の言葉を一言一句、味わうこと」から始めてみましょう。
それは、相手への最大のプレゼントでもあります。
言葉を味わったうえで、会話を自然に深めるために使える“魔法のキーワード”をご紹介します。
1.「ちなみに」
→ 横に話を広げる。「ちなみに、どうしてそれを選んだんですか?」
2.「例えば」
→ より具体的に聞きたいとき。「例えば、どんなシーンで使うんですか?」
3.「どんなところが?」
→ 印象を引き出す。「どんなところが印象的でした?」
4.「どんな気持ち?」
→ 感情を大切にする問いかけ。「そのとき、どんな気持ちでしたか?」
これらのキーワードは、「気になる!もっと聞きたい!」という気持ちから自然に出てくるもの。
言葉が出てこない時には、相手の話の一部を繰り返して「○○なんですね」と返してみるだけでも大丈夫です。
そしてもし本当にイメージが湧かなければ、それはあなたの「知らない領域」なのかも。
素直にこう聞いてみましょう。
「〇〇ってどういうこと/ものですか?実はあまり詳しくなくて…」
素直さは、強さでもあります。
〜CASE1:「本の話」を深める〜
「最近読んだ本が面白くて…」
「本読まれてるんですね!ちなみに、どんな本なんですか?フィクション?ノンフィクション?」
「ミステリーですね」
「ミステリー!どんなところが印象的だったんですか?」
「伏線の回収がすごくて」
「そうなんですね!他にもそういう作品、お好きですか?映像とかも?」
「そうですね」
「例えば、おすすめあったら教えてもらえますか?小説以外も知りたいなと思って」
〜CASE2:「スポーツの話」を深める〜
「学生時代から陸上やっていて、今もマラソン走ってます」
「すごいですね!ちなみに今も大会とかも出られているんですか?」
「フルマラソンに最低でも年1で挑戦してます」
「え、42km!?想像つかないです… 走ってる時はどんな気持ちなんですか?」
「走っている時に感情はないかな。もちろん辛いタイミングはあるんですけど。達成感が勝ちますね。」
「達成感が勝つというところ、わかるような気がします。
例えば、どんな風に自分を鼓舞してるんですか?」
こんなふうに、一つの話題を3段階ほど深掘りすると、自然と心の距離も縮まりやすくなります。
話をしっかり聞いていても、聞きたいことが浮かばない.....
—— そんな自分にがっかりしなくて大丈夫。
「話を広げる力」は筋トレみたいなもの。少しずつ、無理なく続ければ、自然とできるようになりますよ。
最後に、日常で気軽に取り組めるトレーニングを2つご紹介します。
「脳内シナプス接続」の練習
何気ないワードを聞いたときに、連想ワードを3つ考える習慣をつけてみましょう。
例えば「本」と聞いたら、「ジャンル」「お気に入りの作家」「読む場所」など。
「好奇心」の筋トレ
何かを「知りたい」という気持ちが、最強の会話の味方だったりします。
「好奇心」は育てることができるもの。日常に「知らないことを知る」機会を増やしてみましょう。
例えば...
・本屋さんで気になる一冊を手にとる
・ニュースで知らない単語を検索してみる
・人のおすすめを素直に試してみる
会話を深めるために本当に必要なことは、次の二つ。
「相手の話を心から味わうこと」
「気になることを素直に聞いてみること」
そして、ほんの少しの“キーワード”の力があなたの背中を押してくれます。
どんな自分も否定せず、少しずつ一歩ずつできることから。
きっと、あなたのそんな姿勢が、素敵なご縁につながっていきます。
結婚相談所katachiでは、不安や迷いにも寄り添いながら、
自分らしい婚活を進めていけるサポートをしています。
気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談くださいね。
次回は、お見合いシリーズ最終回!
テーマは、「再会につなげる「最後のひと言」」について。どうぞお楽しみに!
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