話が広がらない…
そんな不安をほどく「深掘りキーワード」4選

「質問しても一問一答になってしまって、
 うまく会話が続かない…」

お見合い後、そんな風に落ち込む方は少なくありません。

でも、それはあなたの力が足りないからではなく、
ちょっとした“コツ”を知らなかっただけかもしれません。

本記事では、
初対面の会話で使える「深掘りのコツ」と、
誰でもできる「聞く姿勢」の整え方をご紹介します。

 

なぜ一問一答になってしまうの?
〜“緊張のループ”の正体〜

「質問→回答」で終わってしまいがちな時ってどんな時でしょうか。

 

仲のいい友達や家族といった気心の知れた仲だったら、
そんな風にはならないもの。

 

初対面の人や、仲良くなりたい人との会話で
起きることが多いですよね。

 

そんな時、みんな「緊張」しています。

 

「ちゃんと聞かなきゃ」

「何を話したら嫌われない?」

...と、頭がいっぱいになって、
準備してきた質問を1つずつこなすだけで精一杯ということもあるかもしれません。

でも実は、この状態の裏側で起きている「負のサイクル」に気づくことがすごく重要です。

それは、緊張 → 焦り・不安 → 「次、何を聞こう…」で頭がいっぱい→緊張に戻る というサイクル。

この負のサイクルの元では、相手の話に集中できていない状態 に陥ってしまっています。


この状態に陥っていると、相手が「話の種」を投げてくれているのに、それを逃してしまっている...、なんてこともしばしば起こってしまうのです。

相手の言葉を味わおう

「聞いているつもりでも、実は聞けていない」

これって、実はよくあることです。

例えば、お相手の話を聞きながら頭の中はこんな状態かもしれません。

 ・次に自分が話すことを考えている

 ・話の内容より、印象ばかりを気にしている

 ・自分にとって理解しやすい話題だけに意識が向いている

こういう時、会話はバトンのないリレーになってしまいます。
自分が次に走ることばかり考えていると、バトンが目に入ってこないのです。

まずは、「目の前のお相手の言葉を一言一句、味わうこと」から始めてみましょう。

それは、相手への最大のプレゼントでもあります。

会話を広げる魔法の「キーワード」4選

言葉を味わったうえで、会話を自然に深めるために使える“魔法のキーワード”をご紹介します。

1.「ちなみに」

  → 横に話を広げる。「ちなみに、どうしてそれを選んだんですか?」

2.「例えば」

  → より具体的に聞きたいとき。「例えば、どんなシーンで使うんですか?」

 3.「どんなところが?」

  → 印象を引き出す。「どんなところが印象的でした?」

 4.「どんな気持ち?」

  → 感情を大切にする問いかけ。「そのとき、どんな気持ちでしたか?」

これらのキーワードは、「気になる!もっと聞きたい!」という気持ちから自然に出てくるもの。

言葉が出てこない時には、相手の話の一部を繰り返して「○○なんですね」と返してみるだけでも大丈夫です。

そしてもし本当にイメージが湧かなければ、それはあなたの「知らない領域」なのかも。
素直にこう聞いてみましょう。

「〇〇ってどういうこと/ものですか?実はあまり詳しくなくて…」

素直さは、強さでもあります。

キーワード実践例:

〜CASE1:「本の話」を深める〜

「最近読んだ本が面白くて…」

 「本読まれてるんですね!ちなみに、どんな本なんですか?フィクション?ノンフィクション?」

 「ミステリーですね」

 「ミステリー!どんなところが印象的だったんですか?」

 「伏線の回収がすごくて」

 「そうなんですね!他にもそういう作品、お好きですか?映像とかも?」

 「そうですね」

例えば、おすすめあったら教えてもらえますか?小説以外も知りたいなと思って」

〜CASE2:「スポーツの話」を深める〜

「学生時代から陸上やっていて、今もマラソン走ってます」

 「すごいですね!ちなみに今も大会とかも出られているんですか?」

 「フルマラソンに最低でも年1で挑戦してます」

 「え、42km!?想像つかないです… 走ってる時はどんな気持ちなんですか?」

 「走っている時に感情はないかな。もちろん辛いタイミングはあるんですけど。達成感が勝ちますね。」

 「達成感が勝つというところ、わかるような気がします。
 
例えば、どんな風に自分を鼓舞してるんですか?」

こんなふうに、一つの話題を3段階ほど深掘りすると、自然と心の距離も縮まりやすくなります。

「深掘り力」は日常で育てられる

話をしっかり聞いていても、聞きたいことが浮かばない.....

—— そんな自分にがっかりしなくて大丈夫。

「話を広げる力」は筋トレみたいなもの。少しずつ、無理なく続ければ、自然とできるようになりますよ。

最後に、日常で気軽に取り組めるトレーニングを2つご紹介します。

「脳内シナプス接続」の練習

何気ないワードを聞いたときに、連想ワードを3つ考える習慣をつけてみましょう。

例えば「本」と聞いたら、「ジャンル」「お気に入りの作家」「読む場所」など。

「好奇心」の筋トレ

何かを「知りたい」という気持ちが、最強の会話の味方だったりします。

「好奇心」は育てることができるもの。日常に「知らないことを知る」機会を増やしてみましょう。
 

例えば...

 ・本屋さんで気になる一冊を手にとる

 ・ニュースで知らない単語を検索してみる

 ・人のおすすめを素直に試してみる

最後に

会話を深めるために本当に必要なことは、次の二つ。

「相手の話を心から味わうこと」

 「気になることを素直に聞いてみること」

そして、ほんの少しの“キーワード”の力があなたの背中を押してくれます。

 

どんな自分も否定せず、少しずつ一歩ずつできることから。  
きっと、あなたのそんな姿勢が、素敵なご縁につながっていきます。

結婚相談所katachiでは、不安や迷いにも寄り添いながら、
自分らしい婚活を進めていけるサポートをしています。

気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談くださいね。

次回は、お見合いシリーズ最終回!

テーマは、「再会につなげる「最後のひと言」」について。どうぞお楽しみに!

 

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