結婚相談所での出会いは、「お見合い」から始まるらしい。でも初対面の人と1時間も面と向き合ってお話をする「お見合」をうまくこなせる自信がない...。
結婚相談所での婚活を考えてはいるものの、「お見合い」に対する疑問や不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。そこで、今回からシリーズもので、お見合を成功させるためのコツを発信してまいります。
初回の今回のテーマは「第一印象」。
「温度感」を意識したコミュニケーションのコツをご紹介します。
お見合いでは、相手に「また会いたい」と思ってもらえる時間を過ごすことが非常に重要です。そのカギを握るのが第一印象です。
心理学では「初頭効果」と呼ばれる現象があり、最初抱いた印象はその後も強く影響し続けることが分かっています。
第一印象で「感じの良い人だな」と思えば、その後の会話中もポジティブな情報を集めやすくなります。一方、「何か違うかも?」と感じた場合、相手の言葉や仕草のネガティブな要素を無意識に集めてしまいがちです。さらに、第一印象はその後の評価にも影響を与えるため、一度『感じが悪い』と思われると、その後の会話やちょっと進んだ先のデートでどれだけ頑張ってもリカバリーが難しくなります。逆に、最初に良い印象を持ってもらえれば、ちょっとした失敗も好意的に見てもらいやすくなるのです。
つまり、対面から自己紹介に至るまでの最初の段階での印象を良くすることができれば、お見合い成功の可能性、強いてはその人とのご縁が結ばれる可能性が大幅に上がるということです。
では、どうすれば「また会いたい」と思われる第一印象を作れるのか?
ポイントは 「自分らしさ」と「温度感の調整」のバランスです。
「自分らしくいられる」お相手というのが、結婚を考えた上では大切です。だから、第一印象を考える時にも、「自分の良さ」が1番伝わるような形で外見を整えたり、笑ったり、そして話したりすることが大切です。そもそも1番が一番自分らしくいられる状態がどんな状態かを把握しておいた方がいいです。
ただ、「自分らしくいられる」の前段階には、お相手との「信頼関係」があるはずです。
そう考えると、お見合はお互いに信頼関係築いていける人かどうか、を判断する場面でもあるわけです。
最初から自分を押し出しすぎると、相手にとって違和感になり、お相手との距離が縮まらない可能性もあります。
初めての人と出会うお見合の場面では、まず第一にお相手に「感じが良い」というポジティブな印象を持ってもらうことを第一に考えましょう。
以下にて、第一印象を良くするために意識すべき3つのポイントを解説します。
第一印象の最大要素は目から入る情報です。
目に入ったその瞬間から、時には声をかけられる前段階から、すでに相手に印象を与えているということを意識して準備をしましょう。
!Check!
次に重要なのが耳から入る情報、つまり「声のトーン」です。
声の印象が、お相手の中でのあなたの性格イメージを決めてしまうこともあります。
声のトーン別の印象
明るいトーン → 「社交的・親しみやすい」
落ち着いたトーン → 「冷静・知的・大人っぽい」
暗いトーン → 「自信がなさそう・消極的」
お見合いの第一声は、「明るいトーン×はっきり×ゆっくり」が鉄則です。
第一印象が決まった後、お見合い全体の印象を決めるのは「会話の温度感」です。
人は共通点を感じるお相手に好感を持ちやすいものですが、話ている内容だけでなく話し方や態度等も共通点として認識されるため、お相手の温度感を意識することが大切です。
会話の温度感とは?
✔ 話し方のテンポ(ゆっくり・テンポよく)
✔ 言葉の選び方(フォーマル or カジュアル)
温度感のミスマッチが起こると、こんなことも起きてしまうかもしれません。
・相手が落ち着いて話しているのに、こちら側のテンションが高すぎることで相手に違和感を与える
・相手が明るく話しているのに、こちら側が丁寧すぎて、距離が縮まらない
「温度感を合わせる」ことは、お相手への好意を伝える手段でもあります。
また、「温度感が合っている」と自分もお相手もリラックスできます。すると、いつの間にか自分も自然体でいられるようになり、より良い関係が築けます。
ある研究では、たった数分間の会話で、相手への好意や興味が決まることが示されています。つまり、お見合いにおいても、冒頭数分のやりとりで「また会いたいかどうか」が決まりうるということです。
前述した「会話の温度感」を合わせることで、この冒頭の数分の印象をぐっと向上させることができます。
この章では、温度感を調整する具体的な方法をご紹介します。
まず、相手の温度感を見極めます。最初の挨拶から、軽い自己紹介までの時点で以下のチェックポイントを確認してみましょう。
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温度感といっても、それほど細かく分類する必要はありません。一旦「フォーマル」か「カジュアル」かの2つの軸で整理しましょう。
表情や身振り、言葉の端々から材料を集め、「知性」を感じる場合にはフォーマル路線、「柔らかさ」を感じる場合にはカジュアル路線で話を進めます。
まずは、相手と話し方のペース、テンポを合わせましょう。自然と「フォーマル」「カジュアル」の調整がされていき、お相手が「心地よい」と感じるペースに落ち着いていきます。
言葉の選び方でも温度感を調整できます。同じ内容であっても少しずつ表現を変えてみましょう。
例えば席について、「素敵なお店ですね」という場合
・フォーマル軸の人:「上品で洗練された雰囲気のお店ですね」
・カジュアル軸の人:「このお店いいですね。雰囲気すごく好きです」
言葉は、人に対して親密さを伝えることができる道具です。言葉使いやトーンを工夫すると、相手への歩み寄りを示すことができます。言い換えれば「あなたに近づきたい」というポジティブな気持ちを伝えることができる方法なのです。相手から好意を受け取ると、人はその人に好意を持つものなので、最初の印象をアップするために有効な方法だと言えるでしょう。
お相手が緊張していたり、不安を感じていることがみて取れる場合には、その「表情」に合わせる必要はありません。
お相手の表情は、自分の鏡と考えて、まずは、自分がにこやかに、興味を持って向き合うようにしてみましょう。
また、『少し緊張していますが、色々とお話できたら嬉しいです。』と先に自分も緊張していることを明るく伝えたり、『せっかくなので、気負いすぎずざっくばらんにお話ししましょうね』と気持ちを楽にする一言を伝えられると、お相手も安心してリラックスした雰囲気に近づきます。
温度感を合わせることは、すぐにできるようになるものではありません。
一方で、「本番のお見合い」と「練習のお見合い」のように考えてお見合いに臨むのは、お相手に誠実ではないと思いますし、体力・精神力ともに消耗するため、個人的にはおすすめしづらいところです。
お見合い練習に臨むのも一つの手ですが、それほど機会がない方も多いと思いますので、日常の中でできる小さな練習をご紹介します。
普段の職場や家族、友人との会話の場面を活用する方法です。
観察だけであればすぐに実践できるので、色々な場面で耳をそば立ててみてくださいね。
実践方法
自己完結可能な方法で、話し方の幅を広げる練習方法です。
実践方法
いかがでしたでしょうか。お見合いの成功は、第一印象でほぼ決まると言っても過言ではありません。
第一印象が良ければ、その後の会話がスムーズになり、お互いにリラックスして自然な関係を築きやすくなります。一方で、第一印象が悪いと、その印象を覆すのは簡単ではありません。
今回ご紹介したように、第一印象を良くするためには、以下の3つのポイントを意識することが重要です。
また、これらのスキルは一朝一夕に身につくものではありません。お見合いの本番でいきなり実践するのではなく、日常の中で練習を積むことが大切です。日頃の小さな積み重ねが、お見合いの場で自然に生かせるようになりますから、ぜひ取り組んでみてくださいね。
次回の記事では、「何を話せばいい?お見合いでおすすめな話題とNGトピック」と題して、お見合いでの会話に困らないために必要な情報をまとめてご紹介します。次回もぜひチェックしてみてください!
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