婚活は時間との戦い?
30代女性が知っておくべき“不都合な真実”

30代女性が把握しておくべき婚活の現実とは

「今年で30代も折り返し地点。そろそろ本気で結婚したいな…」

そう思って「婚活」を意識し始めてから、気づけばもう1年経っている。「これ以上年齢を重ねたらまずいのでは...?」という焦りがある一方で、「今会っている人も良い人だけど、もう少し待ったらもっと良い人が現れるのでは…」と考えてしまっている自分もいる。一体どうしたらいいんだろう。

「結婚」は人生に大きく関わる大きな決断。
だからこそ、こんなふうに、悩みを深めている女性も多いのではないでしょうか。

あなたにとって大切な「結婚」に関わることだから、

丁寧に、慎重に、そしてしっかり可能性を見極めるべく時間をかけて進めたい

こう考えることは自然なことです。

でも、実は婚活においては、「時間をかければ、より良い相手に出会える」とは限りません。特に30代女性の婚活は、「時間をかけると不利になる」という現実と隣り合わせです。この、あなたにとって都合の悪いであろう事実を頭に入れて活動を進める必要があります。

なぜそうなのか?
どうすれば後悔しない婚活ができるのか?

この記事では「時間をかけると不利になる」理由と、今からできる具体的な策をお伝えします。

時間をかけることが不利になる3つの理由

❶年齢による婚活市場での魅力度の変化

婚活市場では、年齢によってあなたの魅力度が変化する傾向があります。

例えば、IBJが発表している婚活白書のデータでは、男性の年収が高くなるほど、成婚相手との年齢差が大きくなる傾向が見られます。

  • 年収1,000万円未満の男性の場合
    成婚相手との年齢差は-5歳以内が多い
  • 年収2,000万円以上の場合
    成婚相手との年齢差は-8歳程度の差となっている

 このようなデータは、男性側の好条件が婚活市場において大きなアドバンテージとなっている反面、30代半ば以上の女性にとっては、相手の希望年齢とのギャップが広がりやすいという現実を示唆しています。

また、年齢が上がると、出産適齢期を考慮する男性も一定数いるために、女性側の選択肢が狭まる可能性があります。出産のしやすさに関しては、年齢だけで言えるものではないですが、一般的な適齢期があるのは事実であるため、どうしても女性の方が年齢を重ねるほど、不利になりやすい状況となってしまいます。実際、同婚活白書において、30代前半の女性に比して、30代後半の女性の方が成婚率が低いというデータもあります。

もちろんデータはあくまで傾向であり、全員に当てはまるわけではありません。しかし、婚活において「『無思考で時間をかけること』は、あなたにとって損失となる」という現実があなたのすぐそばにあるということです。

❷ 現状維持バイアス

人間には本能的に「現状を維持したい」という心理傾向があります。この現状維持バイアスの観点からも、「じっくり」を前提とした戦略は有効ではありません。

婚活を始めた当初は「結婚」という明確な目標があり、変化を受け入れるモチベーションが高い状態ですが、活動が長くなるにつれ、「このままでもいいのでは?」という考えが強まることがあるからです。

特に、日常の習慣が確立されている30代の女性にとっては、独身の生活が「慣れ親しんだ環境」となり、変化(=結婚)に対する心理的ハードルが上がってしまいます。

❸ ストレスと認知リソースの消費

婚活は「選択」と「決断」の連続であり、知らない人との出会いや自己分析など、精神的エネルギーを消費する活動です。

意思決定理論では、人間の認知リソース(考えたり決断したりする力)は有限であり、意思決定を繰り返すことで疲弊し、思考がシンプル化・硬直化するとされています。

つまり、婚活が長引くことで「もう考えたくない」という心理が働き、新しい視点を持つことが難しくなる可能性が高くなるということです。


このように、婚活市場での立ち位置という観点(❶)からも、心理的な傾向(❷・❸)からも、30代女性の婚活は「時間をかけるほど不利」となってしまうのです。

「焦る」のではなく「戦略的に動く」ことが大切

時間をかけるほど不利になるのだから、とにかく早くできるだけ多くの人に会えばいいのでしょうか?

これは半分正解で半分違います。

なぜなら、無理に急ぎ無理に出会うことは、「焦り」に他ならず、焦ってしまったら結局安直な思考に結びついてしまうからです。

重要なのは 「期限を定めて、賢く、効率的に動くこと」 。

具体的には、以下の方法が効果的です。

① 自分の活動に期限を定めて動く

前章でみてきた通り、時間をかければかけるほど、婚活では不利になっていく可能性が高まります。

「いい人がいれば...」と漫然と活動を開始すると、ズルズルと時間が立ってしまうことも多いです。
また、各決断に無制限に時間をかけることも得策ではありません。

まず大切なのは、「期限を決めること」。「いい人がいれば...」ではなく、「決めた期間にいい人を引き寄せるための動きをする」と決めることです。

例えば、最初の3ヶ月はとにかく出会いを増やし、その後3ヶ月で本格的に絞り込む、というようにステップを決めると効率的に進められます。

こんなふうに、期限があるからこそ、活動にかける時間とエネルギーを効率化することができます。

 

② 人生観に紐づいた結婚観を明確にし、優先順位をつける

結婚は「人生を豊かにするもの」です。まずは、あなたの人生がどうしたら豊かになるのかを言語化しましょう。言葉にしたら、そのイメージ基づいて「結婚のイメージ」を膨らませます。

ここで大切なのは、あなたの「結婚イメージ」のすべてを叶えるお相手を探すことではありません。「結婚イメージ」の中で、特にお相手の共感や協力が必要なポイントを明らかにして、そのポイントを満たす「共に幸せになれる人」を見つけることです。

そのために、「絶対に譲れない部分」と「妥協できる部分」そして「お相手の共感が必要な部分」と「自分で豊かさを生み出せる部分」を整理しましょう。

③ 自分の魅力を理解し、適切にアピールする

婚活はお相手があるものですから、
「選んでもらう」ための策をしっかり持っておく必要があります。
そのために、自分の魅力を棚卸し、自分の中のどの要素が、「お相手」に光って映るのかを考える必要があります。

この時に、お相手の目線のみに偏ってしまうと、長期的にみると長続きする関係を築けないかもしれません。「どんな自分が求められているか」と「どんな自分を受け入れてもらいたいか」とのバランスを取ることが重要です。

魅力の見せ方を決め、バランスを調整したら、自己PRやプロフィールを戦略的に掲載し、ターゲットとなる相手に響く内容にしていきましょう。

 

④ 出会いの数を戦略的に増やし、効率よく婚活する

「焦る」必要はないものの、
婚活では「行動した人」がチャンスをつかむのは事実です。

出会いの場を戦略的に活用し、
「短期間で質の高い多くの出会い」を経験することが大切です。

この時、ただ闇雲に出会いを増やすのではなく、自分に合ったフィールドを選び、効率的に活動しましょう。

⑤ フィードバックを受けながら改善する

「改善」を想定した計画は成功を導きやすいと言われています。少し違和感を感じる時や、うまくいかないなと感じるときは、そこまでの出会いを振り返りましょう。

結婚相談所のカウンセラーや、信頼できる友人に相談し、改善点を見つけ、次に繋げることが成功への近道です。

大切なのは「焦らず、賢く、期間を決めて動く」こと

30代の女性の婚活は時間の経過が味方してくれるわけではありません。
だからこそ、「焦らず、戦略的に、期限を決めて動く」 ことが大切です。

1年後、2年後に「もっと早く動けばよかった…」と後悔しないために、「今」から効率的に行動を始めましょう。

 
katachiでは、あなたの婚活を戦略立案からサポートしています。

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