「初めてお見合いが決まった…!でも、お見合いってどんな話をすればいいの?」
「結婚相談所ではまずお見合いから始まるって聞くけど、普通のデートとは何が違うの?」
こんなふうに不安を感じている方に向けて、お見合いを成功させるためのコツをシリーズにて発信しております。
前回のテーマは「第一印象を決める温度感調整」でしたが、もちろん「話し方」だけでなく「話す内容」もあなたの印象を大きく左右するものです。
この記事では、緊張しがちな初対面の場でも自然に話せるよう、katachiがおすすめするお見合い会話の“型”と話題選びのコツをご紹介します。
どんなセミナーにもアイスブレイクの時間がありますよね。
お見合いでも、会話にスムーズな流れを持たせることで、お互いにリラックスした時間を過ごすことができます。
katachiでは、以下のような会話の流れをおすすめしています。
【準備体操段階】:緊張をほぐす「今」に関するライトな話題(例:趣味・好きなこと)
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【本トーク】:お互いを知るための「これまで」や「未来」に関する少し深い話題
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【締めくくり】:前向きな余韻を残す、次回につながる一言
この流れを意識することで、会話に自然なテンポが生まれます。
(この記事では、準備体操段階〜本トークについてご紹介します。「締めくくり」については、別記事で改めてお伝えする予定です。)
お見合い冒頭は緊張しがち。そこでおすすめなのが、「好きなこと」や「趣味」から会話をスタートすることです。プロフィールに記載されている趣味をもとに話を広げてみましょう。
共通点が見つかればすぐに盛り上がりますし、違う趣味であっても、その背景や楽しみ方に共感を寄せることで自然な会話が生まれます。
「趣味は何ですか?」と単純に聞くよりも、
「プロフィールを拝見したのですが、○○がお好きなんですね。どんなところが面白いんですか?」
というように、相手のプロフィールを読み込んだ上で投げかけると、好印象です。
「最近は忙しくて趣味に時間を割けていなくて…」という返答が返ってくることもあります。
そんな時は、仮想的な質問で話題を広げてみましょう。
「もし、3日間まるっと自由に使えるとしたら、何をしたいですか?」
「理想の休日ってどんな一日ですか?」
趣味(今のこと)から始まった会話が少し落ち着いてきたら、次は「これまでのこと」をテーマにすると、自然な流れで自己開示が進みます。
出身地、学生時代の思い出、子どもの頃のエピソードなどは、お互いの人柄や価値観を知るきっかけになります。
仕事は生活の中心だからこそ話しやすいテーマですが、掘り下げすぎるとビジネス感が出すぎてしまうことも。
例えば、「最近は仕事が忙しくて趣味に時間がとれなくて…」という流れから、
・「そうなんですね、忙しい中だとご自身の時間って貴重で、大切ですよね。ちなみに、最近、ご褒美タイムとか、ちょっとしたリフレッシュしたことってありますか?」
・「お仕事充実されているんですね!○○さんはお仕事の中で、どんな時に面白さとかやりがいを感じる瞬間があるんですか?」
といった軽めかつ前向きな切り口で話すのがおすすめです。
未来の話(結婚観や理想の暮らしなど)は、会話が盛り上がった時に少しだけ触れるのがベター。 お互いに「この人ともう少し話したい」と思えた時に、自然と未来のビジョンにも話が及んでいきます。
お見合いの基本は、「心地よい時間を一緒に過ごすこと」。
そのためには、相手の気分を損なうような話題は避けたいところです。
収入、家族構成、居住地などの条件を早々に聞き出そうとする質問は、「ジャッジされている」と感じさせてしまう可能性があります。たとえ気になる条件があっても、それは関係性ができてから確認するのがスマートです。
自分のマイナス面や不安を早めに伝えたくなることもあるかもしれませんが、冒頭から重たい話題を出すと、その印象が全体を支配してしまうことも。
まずは「楽しい雰囲気で会話できた」というポジティブな印象を目指しましょう。
IBJに所属する結婚相談所では、「過去の恋愛歴」や「活動状況」など、お見合いで聞いてはいけない話題がルールとして定められています。その他の連盟においても、共通のルールが定められているものです。
ルール違反の質問は、マナー違反と取られるばかりか、「常識がない人」という印象にもつながりかねません。
会話が盛り上がると、つい質問を重ねすぎたり、自分の話ばかりしてしまうことも。
大切なのは、“キャッチボールのような会話”。
自分が話したら、「◯◯さんはどう思いますか?」とボールを相手に渡す。このラリー感を意識することで、お互いにとって心地よい時間になります。
お見合いの会話に正解はありませんが、「何を話すか」「どう話すか」を少し意識するだけで、印象はぐっと良くなります。以下の3つを意識するだけでも、お見合いの成功率は確実に上がります。
「準備体操 → 本トーク → 締めくくり」の流れを意識するだけで、会話がスムーズに進み、緊張もほぐれます。
共通点が見つかりやすい趣味を皮切りに、お互いの背景や価値観を知り合う流れを作ると、自然な距離の縮まり方が生まれます。
条件確認やネガティブ発言、話しすぎは控えめに。まずは「一緒にいて安心できた」と思ってもらえることを大切にしましょう。
会話は“準備”と“思いやり”で変わります。あなたらしい心地よい会話で、お見合いの時間を楽しんでくださいね。
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