「今日はありがとうございました」
……気づけば、毎回この言葉で締めくくっていませんか?
お見合いは、最初から最後まで緊張しっぱなし。
終わり際も「とりあえず無難に……」と考えてしまう方も多いかもしれません。
でも実は、“最後のひと言”こそが、お相手の記憶に強く残り、次につながるカギになることがあるのです。
たとえば、
「今日の時間が心地よかった」「もう一度会えたらいいな」
そんな気持ちが芽生えていたなら、ぜひその灯を言葉にしてみてください。
ほんの少しの勇気が、ご縁をつなぐ第一歩になるかもしれません。
「人は体験のすべてを覚えているわけではない」
そんな研究結果をご存じですか?
心理学でいう“ピークエンド効果”によると、
人は出来事の中でも「最も感情が動いた瞬間」と「終わりの場面」を強く印象に残すと言われています。
つまり、お見合いの最後のやりとりは
どんなに短くても
どんなにシンプルでも
お相手の心に残るチャンスがあるということ。
全体として良い印象だったとしても、最後のひと言が
そっけなかったり
無難すぎたりすると、
「社交辞令かな?」と受け取られ、肝心の最後の印象がダウンしてしまうことも。
逆に、ほんの一言でも「また会いたい」という想いが込められていれば
それだけで、お相手の気持ちに火が灯ることだってあるのです。
もちろん、「ありがとうございました」と感謝を伝えるのは大切なマナーです。
でも、それだけで終わってしまうのは、少しもったいないかもしれません。
たとえば、こんなふうにもう一歩だけ踏み込んでみてはどうでしょう?
「今日は楽しい時間をありがとうございました。ぜひまたお話しできたらうれしいです」
「緊張していたのですが、とても話しやすくてあっという間でした。またお会いできたらうれしいです」
このように、“あなたと過ごした時間が心地よかった”ということ、
そして“また会いたい”という気持ちを
アサーティブに、つまり自分も相手も大切にした伝え方を意識して表現することで、
印象がぐっと前向きに残ります。
恥ずかしくても、大丈夫。
むしろ、「勇気を出して伝えてくれたんだな」と、ポジティブに受け止められることのほうが多いのです。
「ちゃんと気持ちを伝えた。でも、お返事がなかなか来ない……」
そんなふうに、ソワソワしてしまうこともありますよね。
でも、その不安は、あなたが真剣に向き合った証。
そして、伝えたこと自体に、ちゃんと意味があります。
婚活は、“選ばれる”だけの場所ではありません。
“自分の気持ちをキャッチし、丁寧に伝える練習の場”でもあるのです。
お返事がどうであれ、自分の気持ちを大切にして、
言葉にできたあなたは、すでに大きな一歩を踏み出しています。
その行動を、自分自身がしっかりと認めてあげてくださいね。
お見合いが終わって、
「正直、また会いたいかどうかはまだわからない……」
そんなことも、もちろんありますよね。
でも、たとえ少し迷いがあっても、
「会話が心地よかった」
「話していて安心できた」
という感覚が残っていたなら、その気持ちだけを伝えても、まったく問題ありません。
たとえば
「今日はお話しできてうれしかったです」
「緊張していたけれど、楽しく過ごせました」
無理に“次”を決める必要はないし、社交辞令のようにふるまう必要もありません。
“今感じたこと”を、あなたらしい言葉で伝える。
それが、自然体で心地よい締めくくり方なのです。
最後の一言は、小さな言葉に見えて、実はとても大きな意味を持っています。
もう一度会いたいと思えたら、素直にその気持ちを伝えてみる。
あなたのその小さな勇気が、お相手の背中をそっと押すきっかけになるかもしれません。
無理に飾らなくても大丈夫。
あなたの言葉で、あなたらしく。
次のご縁が、ゆっくりと動き出すことを願っています。
結婚相談所katachiでは、不安や迷いにも寄り添いながら、
自分らしい婚活を進めていけるサポートをしています。
気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談くださいね。
こちらのページを読んだ方には、以下のページもおすすめです。ぜひご一読ください。